暑い夏は夏桑菊を飲もう!菊花 涼茶で涼しく
本当に暑い。残暑も厳しいです。こんな時は香港の街角の体の熱を取るといわれる涼茶を思い出します。あのドリンクスタンドは本当にうらやましい。香港の長寿を支えているのはあの体調に合わせて煎じた薬草茶を飲む習慣にもあるに違いないと思っている。そうだ、持ち帰れる「夏桑菊」とかいう漢方茶をお土産に買ったのだった。あれを飲んでみよう。
香港で見つけた夏桑菊って何?効能は?どう作用する?
菊花
私は中国茶を習ったことがきっかけで中国へ茶園を見に行ったことがあります。趣味が高じて中国茶芸館で働いた経験もあります。菊のお茶は菊花茶というものがあり日本でもよく見かけます。目に良く、体の熱を取る効果があるとされており、風邪にも効果が言われている。利尿効果もあり飲めば即効くように思います。見つけたこのお茶は「夏桑菊」という名なのだから、菊花に桑の葉だろう、夏向けのお茶だろうなと香港旅行の最終日にスーパーで買ってみたものです。日本に帰るとあの健康茶のドリンクスタンドに立ち寄ることはできないけれど、手に取るとちょっと一瞬だけでも香港に思いを馳せることのできるものを何か欲しかったのです。
さて、その夏桑菊には何が配合されているのでしょうか。パッケージの側面に書かれています。
配料:糖 夏枯草 桑葉 菊花
糖はわかります。桑葉もわかります、日本でも健康茶がありますものね。菊花は上述した通り中華圏ではお茶や漢方薬ですね。はてさて「夏枯草」、これは馴染みがないです。一体なんなのでしょう。
夏枯草
調べてみますと、日本名ではウツボグサ(靭草)だそうです。和ハーブ図鑑でさらに調べてみますと
夏、日当たりの良い野原や河原に、茎の先端に少しツクシに似たような帽子をつけた2~30cmほどの草が並ぶ。…(省略)結実を始めている花穂部分だ。茎に生える葉は青々としているのに、その部分は茶褐色でまるで立ち枯れたように見え、別名の「夏枯草」はこの様子からきている。…
和ハーブ図鑑(和ハーブ協会)より
夏枯草はかごそうと読むんですね。日本でも生薬扱いされているんですね。利尿効果が高く、浮腫みによい。中国でも暑気払いに夏の暑気払いにお茶代わりに夏枯草を用いており…(Wikipedia ウツボグサより)
菊花に、夏枯草で利尿作用がすごいってことですね。効果ありそうです。お茶で水分補給し、そして老廃物を出す!
桑葉
折角ですので、桑葉についても改めてみてみましょう。
豊富なビタミンC、ミネラル、アントシアニン、カルシウム、糖の吸収を穏やかにするというのもありますね。効能も色々あり、利尿血圧降下、解熱、沈咳などの効果を期待され、生薬として漢方方剤にも使われていますね。桑葉が使われているお薬は確かによく見かけます。
夏桑菊について調べると、確かに夏の体には良さそうな熱を取ってくれて、利尿作用で要らないものは排出されるけれど、ビタミン、ミネラルなども取ることができ、必要なものを補い体調整えるといったところでしょうか。
パッケージを眺めていると夏桑菊の横に沖劑とあります。この意味は顆粒だそうです。中は顆粒でしたよ。もっとハーブティーのようになんやら草のブレンドティーバッグが入っているのかと思ってました。